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世界中で大人気のアニメ、ポケモン（ポケットモンスター）って最初は任天堂のゲームボーイのゲームから始りました。当時のゲームボーイは、販売して7年経過しており、当時はプレイステーションやセガサターンが発売した後でもあり次世代ゲーム機に注目が集まっていた時期でした。
だが、ポケモンの発売後、最終的には赤・緑・青の3合計3137万本が売れ、ゲームボーイが再浮上、最終的にはゲームボーイの次世代機（ゲームボーイアドバンス）を出すほどに人気が出た。この成功が後のNintendo DSを作ったのではないかと言われるほど爆発的な人気をほこりました。
その人気は続編のゲームを作るにと止まらず、アニメや玩具、ぬいぐるみや映画など多岐にわたり世界中の子供や大人たちを楽しませています。
そんなポケモンですが最初に発売したソフトは発売も延期になるなど、なかなか完成にいたるまでの苦労があるソフトなんです。
ポケモンの最初は期待されていなかった？
ゲームボーイは持ち運びできるという利点があるが、携帯性を高めるため、どうしても性能を下げざるを得ず、パズルゲームやアクションゲーム等、偏ったジャンルのハードになっていました。後のポケモンを作りだした任天堂のプログラマーは当時のスクェアのゲームボーイソフト「魔界塔士Sa・Ga」を見てゲームボーイでもRPGソフトができると確信しポケモンの制作に取り掛かります。
当時の任天堂では開発スタッフも潤沢にはおらず、度々ポケモンの開発を中止し、別のソフトの開発を行うなど、大きな期待を寄せていませんでした。
最中的には開発を始めてから6年の月日がたった後に発売を迎えています。
落ち目のハードを救い、のちのDSの布石を作ったソフト？
当時のゲームボーイはいわゆる「過去の機種」として任天堂からも位置づけられていました。
ですが、ポケモン発売後、ソフトが売れるたびに徐々にゲームボーイ本体の販売数が増え、そのユーザーが増えていくにつれて携帯ゲーム機のみならず、ゲーム市場全体へ影響を与えていきます。
実際ポケモン発売後、各社ポケモンと同じようなシステム「収集・育成・交換・対戦」の要素を持ったソフトを発売して大きな人気を博しますが、各社で販売数に差がついていることから結局はゲームソフトの商品力が販売力をきめる事を再認識させました。
また、今までは男子がユーザーの中心であったが、アニメの影響などもあり、女性のユーザーを増やしたことが後のNintendo DSなどにつながったといわれています。
収集・育成・対戦・交換
ポケモンのヒットにはゲームシナリオだけではなく、その他の要素でも人の楽しみを増やす要素がたくさんありました。
収集・・・開発当時、世間ではビックリマンチョコのおまけについているシールを集めるのがブームとなっていました。開発当時のコンセプトとしてポケモンを集めるというコンセプトはそこから出て生きています。
育成・・・ポケモンと同じ年に発売した育成型のゲームウォッチである「たまごっち」も同時に爆発的なヒットをだしました。かわいい物を育てるというのは人は楽しみの一つであると再認識できます。
交換・対戦・・・今まではゲームは家で遊ぶもの、という考え方が普通でしたが、外に出て友達と対戦したり、交換をすることをゲームの目的とすることや
対戦にしても、相手をやっつけたとしても「瀕死」という表現にとどめ死亡するという表現をおさえているのも世界を目に向けた時にプラスの表現方法となっている
斬新な要素
当時のRPGとは異なる斬新な要素がたくさんあったのも、ポケモンの魅力の一つです。
ここではそれぞれについて解説していきます。
死の存在しないバトル（戦闘不能は死ではなく「ひんし（瀕死=死にそうな状態)」と表記されている）
自分ではなくポケモンを戦わせるというスタンス。レベルアップをするのもポケモンであり、主人公自信のレベルが上がるわけではない。
敵だったポケモンを仲間として捕獲し、また育て鍛えることができる。
ポケモン自体の多彩さと戦術的に奥の深い属性や能力や「わざ」
じゃんけんの様に全てに勝る物があるわけではなく、モンスターの技や組み合わせによって勝利を得ることができる戦略性。
RPGではレベルを最大まで上げるとそれ以上やることが無くなりますが
相手の相性によって最大レベルでも敗北をしてしまう事もあります。
プレイヤー同士が通信によって育てたポケモンで対戦したり、交換したりできる要素
まとめ
・ポケモンは発売当初任天堂内でも大きな期待を寄せていたソフトではなかった。
・発売後その爆発的なヒットにより携帯ゲーム市場が賑わい、続編のみならず関連商品を販売し、男子ユーザーがほとんどだったゲームボーイ市場に女性ユーザーを取り込むことに成功している。
・ポケモンは「収集・育成・対戦・交換」というシステムや各種斬新なゲーム性が人気を博しました。
